ボクと同じように人生のパートナーを探す友人たち。
みんなマッチングアプリでパートナーを探していて親切にもボクに勧めてくれました。
でも…。
マッチングアプリというものは基本的に有料アプリ。
ボクの顔写真付きで課金してまで「アラフォーです。フリーターです。恋愛したいです!」なんて世間にボクのダメさ加減を拡散するのはさすがに気が引けました…。
そんな時にツイッターの広告に出てきたのがマッチングアプリ「恋庭(Koiniwa)」!
なんと顔写真も年収もふせたまま無課金でマッチングができ、その相手と2人で協力してゲーム内の庭を手入れし広げていく過程で自然と仲良くなっていく夢のようなアプリ。
まるでこのボク専用に作ってくれたようなアプリではないですか!
今回は実際にマッチングアプリ「恋庭」をやってみたのでそのプレイ日記をお届けします!
この記事を書いた人
人生ハードモードの47才独身男。
底辺をさまよい続ける氷河期世代の申し子。
就職に失敗し父親の事業を手伝うも月給は8万円。
結局は倒産し35才から12年間フリーター生活。
さっそく実践!恋庭プレイ日記!
かつては自他ともに認めるゲーマーとして慣らしたボク。
たとえマッチングアプリといえどゲームを介すれば彼女を作る事なんてギャルゲーを攻略するがごとしですよ!
そんな風に鼻息を荒くしながらゲームを開始、すぐにチュートリアルが始まるわけなのですがこれが結構長い。
「マッチング機能解放まであと17お手入れ」とか出るのですが一つ一つのお手入れもそれなりに手間がかかるので「あと17…だと!?」と思わず目を疑ってしまいます。
ようやくマッチング機能が解放されるとほどなくA子さん(仮名)と初マッチング。
ここからが本番です!
(プライバシー保護のため一部情報を変更してますが基本的な流れは同じです)
初マッチング!A子さんとの恋庭日記
A子さんはボクと同じ県に在住の40歳。
マッチング相手を探す時に40歳以上45歳未満の条件にしたのですが最も年下となり年齢差は7歳。
ちょっとこの年齢差はきびしいか…?
A子さんも恋庭をはじめたばかりということでお互い手探り状態。
チャットはするものの年齢差を気にしてかどことなくおとなしい感じ。
2人の縮まらない距離とは裏腹に恋庭のほうはお手入れが進みエリアが順調に広がっていきます。
そんな時ちょっと違和感。
あれ、こんな野菜植えたっけ?
もしかして…恋庭の畑って2人で共通のものなの!?
おそるおそるA子さんにたずねてみると…苦笑しながら「そうだよ」と教えてくれました。
チュートリアルを雑にこなしたボクはまさか恋庭の狭い畑を2人でやりくりしていくとは考えず、自分勝手に植えたい野菜を植えていたのでした(笑)
基本ルールをようやく理解したこともあり協力し合ってお手入れはより効率的に進んでいきます。
お手入れの進捗に合わせてプライベート質問という「好きなアーティストは?」とか「来週のお休みに何をする?」みたいな話のネタになりそうな質問が解放されるのですがA子さんはボクの答えには無反応な上になかなかに会話に拾いづらいそっけない答えをしてきます。
気づけば答えればオーブがもらえるだけの質問なんだとすっかり軽視して回答してました。
そこに大きな落とし穴があるとは知らず…。
恋庭はさらに大きくなりこのまま告白成功してカップルになれる…?と思ったころに異変が。
新しいエリアを解放するためのお手入れが進まない。
できるクエストが無くボク側でやれることもないのでA子さんの方のお手入れが止まっていることになります。
「あれ、なんか新しいエリア解放されないね」
遠回しにチャットを打ってみると…。
「そうですね、別のフレンドにきいてみたらどうですかー?」
えっ、なんか怒ってる…?
「他のフレンドさんと恋庭がんばってください、私はひきますねー」
えええ!?
実はちょっと前のプライベート質問に「ズバリ!今フレンドは何人?」という質問があり馬鹿正直にもA子さんを含めて「2人」と答えてしまっていたのです。
対してA子さんの答えは0人と、ボクを含めない計算での回答。
A子さんからしたらまるでボクが課金して3枠まで増やして複数の女性と恋庭を楽しんでるように見えてそれが許せなかったのでしょう。
実際にはもう一人のフレンドB子さんはほとんど恋庭にきてなかったので実質A子さんとしかお手入れを進めてない状態だったのですがデリケートな質問に馬鹿正直に答えた上に別フレンドについてフォローしないままでした。
それがこんな結果を招くなんて…。
突然のA子さんの豹変とフレンド解消の固い意志を突き付けられてボクは引き止めることもできずにただ「さびしくなるね…」とだけ答えるのが精一杯でした…。
別ゲーに夢中?B子さんとの恋庭日記
B子さんから「いいね」が来たのはA子さんとマッチングしてから3日後。
初めて女性側からもらった「いいね」につい舞い上がってあまり深く確認せずにマッチングしてしまったのでした。
B子さんは47才の同い年。
それはいいのですが…よくよくプロフィールを見ると住んでる所は四国、恋庭の目的は「ゲーム」。
四国はさすがに遠すぎて、ちょっとゲームで意気投合した程度で会いに行くのはハードルが高すぎました。
そもそも目的が「ゲーム」なので最終的に彼女を作りたいボクとは方向性が違います。
が、ボクの一方的な都合でフレンドを解消するのは気が引けたためB子さんとの恋庭を続けることに。
B子さんのプレイングはあまりクエストクリアを重視していない自由な感じ。
ボク自身も当初ルールを理解せず好き放題に野菜を植えていたので結構そういう人は多いのかもしれません。
好きなゲームの話題を振るとなぜか簡単にライン交換の話が出てあっさりとB子さんのラインとつながることができました。
そしてB子さんのいうままにとあるゲームをダウンロードするとピロリンとライン通知。
「B子さんがハートをおねだりしています」
そうです、B子さんがメインでプレイしているのはラインゲームの一つでゲームプレイ回数をライン友達とのハートのやりとりで増やせるタイプのものだったのです。
まさか…自分の好きなラインゲームのプレイ回数を増やしたいからライン交換したのぉ!?
結局そのうち恋庭にログインする機会はどんどん減って…最後はなぜか新しい恋庭アカウントを作って心機一転再プレイし始めたということです。
見捨てられたボクとの恋庭のこと、たまにでいいから思い出してください…(泣)
まさかの同市在住!C子さんとの恋庭日記
A子さんにフレンドを解消された後再びマッチングされるまでひたすら「いいね」を送る日々。
虚無感を感じ始めた4日目にようやくマッチングしてくれたのがC子さん。
同県在住の46歳でボクの一つ下。
よくよく話を聞いてみるとなんと同じ市内に住んでいることが判明!
地元話で盛り上がり仲良くなっていきます。
一番の難関だったボクのフリーター告白もフレンドを解消することなく受け入れてもらえたのでその勢いでライン交換。
とんとん拍子に会う約束を取り付けた数日後に事件が。
いつものように恋庭にログインすると…なんとC子さんとの恋庭が解消されてるではないですか!
あわてて状況確認のラインをして返信を待ちます。
ピロリン。
ちょっと間をおいてライン通知音。
「B子さんがハートをおねだりしています」
そっちじゃねぇぇぇ!!
さらに遅れてC子さんから返信が。
…C子さんはフレンドとカップルになると他のフレンドとの恋庭が無くなってしまうことを知らなかったのでした。
ショックはありましたが会ってはくれるということで一安心…と思いきや。
「子供たちがね~」
C子さんのラインの一文に目が釘付けになります。
恋庭のバージョンアップで「結婚歴」がマッチング時からわかるように変更されて「離婚歴有り」となっていたので離婚しているのは知っていたのですが…子供がいるのは初耳ですけど!?
喫茶店で初めて会ったC子さんは明るく元気なお母さんといった感じ。
話していて楽しくはあったのですが…狭量なボクにはC子さんのお子さんの事を受け入れることはきっとできないだろうなと考えてしまいます。
結局閉店時間になってそのまま別れたのですが…C子さんもボクの心中を察したのかしばらくするとラインも止まってしまいました…。
天使降臨!?D子さんとの恋庭日記
思いがけずC子さんとの恋庭がなくなってしまったので新しい出会いを探して「いいね」を繰り返しますがなしのつぶて。
気づけば1週間も一人で自庭のお手入れをする日々。
「もう恋庭やめようかな…」
そんなときでした、D子さんとマッチングしたのは。
D子さんは2つ離れた県に在住する同い年の47歳。
恋庭を始めたばかりという彼女はテキパキとお手入れミッションをこなしてくれます。
ボクの会話をふくらませたりプライベート質問の回答に興味を持ってくれたり…かなりいい子っぽい?
「シカメッピピちゃん発見!可愛い~!」
などとまるで10代の少女のような初々しいリアクションに心躍ります。
「とうとう…運命の人に出会った!?」
2人を祝福するようにガチャからは2連続で星3のアイテムである浴衣(男物)と浴衣(女物)を引き当てます。
さっそく彼女に浴衣(女物)をプレゼント。
「ありがとう!じゃあ…特別な日に着るね!」
特別な日…それってカップルになった時ってこと!?
その流れで恐る恐るフリーターであることを告白すると…
「それは…大変なご苦労をされてきたんですね…ゆっくり休んでください。」
なんて優しい…そんなセリフはゲームの清楚ヒロインからしか聞いたことなかったよ…。
その日はラインを交換し、夜遅くまで二人仲良く恋庭でチャットしたのでした。
3日後、ボクがうきうきしながら恋庭にログインするとD子さんからビックリする話が。
「実は…母の体調が優れずしばらくは看護に集中しなければならなくて…一度恋庭をやめようと思うの。」
まさかD子さんにそんな事情があったなんて…。
「わかったよ、これからはラインで連絡取りあおうね。」と答えると、「私のわがままを聞いてくれてありがとう、これからはラインでよろしくお願いします♪」。
こうしてD子さんとの恋庭は円満に消滅をむかえたのでした…。
…でもね。
このアプリ、基本的には一度フレンド解消した相手とはマッチングにもでてこなくなるので相手が恋庭をやめたかどうかわからないように見えますが…ちょっとだけ抜け穴があります。
相手からプレゼントされたアイテムは売ろうとしたときにプレゼント相手のアイコンが出るのですが現在のアバター姿が反映されるんですよね。
つまり恋庭をやめた相手のアイコンはずっと変わらないけどまだプレイしていて髪形や服を変更したらその都度変わっていくのです。
まさかなと思いつつD子さんのアイコンを確認すると…変わってる!!
しかもその服は…特別な日に着るっていってた浴衣(女物)!!
「うそだぁぁぁぁぁ!!」
ま…まだライン…ラインがある…!
ピロリン。
ほらね、恋庭で培った二人の絆はそんな簡単には壊れないはず…。
「B子さんがハートをおねだりしています」
だからそっちじゃねぇぇぇ!!!
なんかD子さんとのライン、ブロックされてました(笑)
結局また恋庭が消失したボクはいいねを送りつつ自庭のお手入れをする日々。
いつかカップルになれる日を夢見て。
完
「恋庭(Koiniwa)」プレイ後の感想
この後も告白したのに「ちょっと待って」と引きのばされたあげくに恋庭解消されたり「私ちょっとポッチャリで子供も産むつもりもないですがそれでもよければ」といわれたので「こちらこそフリーターなんですがもしよければ」と言ったら「いや、それはちょっと(汗)」と拒絶されたり散々な結果に終わりました(笑)
40代フリーターが恋庭で運命の出会いを見つけるのは極めて困難だというのが結論。
他のマッチングアプリも同様とはいえとにかく40代のユーザー自体が少ないです。
比率の関係で女性は簡単に3つのマッチング枠を埋めることができるので男性側はマッチングの機会を逃さないよう常にアンテナを張ってないといけません。
気づいた時にはマッチング→解消になっていたりいいねを送ってもらえた形跡だけ残ってたりしました。
恋庭は見えない相手の外見まで恋庭内でのアバターの服装やメッセージのやり取りから推測していってしまうのでフリーターだと伝えるだけでとたんにおざなりな態度をとられることも多かったです。
知られたくない年収や職業を隠せる代わりに見た目や身長、リアルなファッションなどが自慢できるものであったとしても隠されてしまうので注意。
前情報が限られる分アバターをビシッとしたスーツで上下そろえて背景をビジネスライクなものに変えただけでいきなり2人同時にマッチングしたので好感度の高いファッションは効果あり!
だいたいマッチングする女性はヤリ目相手の対応に疲れていることが多く、そこで「それは大変でしたね…」と自分はそういう輩じゃないよアピールすることで相手の警戒心が下がったので使ってみてもいいかも。
結論として40代フリーターでの運命の相手探しは困難とはしましたがそれでもマッチング前から主要な情報がわかる他のマッチングアプリではそもそもノーチャンス。
なのでボクと同じように人生ハードモード状態でも新しい出会いを求める方なら恋庭は十分選択の余地があると思います!
最後に
「恋庭(Koiniwa)」はソロプレイだと後半クエストが難しくなりやれることが少なくなって単調になりがちですがマッチングしてフレンドと協力してお手入れを始めるととたんに楽しくなってくるアプリ。
相手の顔や素性がわからない状態から恋愛や結婚を前提にチャットしていくのはマッチングアプリという最近のコンテンツながら古き良き文通のようなストイックさがあります。
ゲームが好きで恋人や結婚相手を探したい人にはぜひ一度触れてみてほしいですね。
マッチング前に顔出しや職業を明かさなくていいのでまずは気軽にレッツプレイ!
当ブログにて使用・引用させていただいております「恋庭(koiniwa)」の画像に対する著作権は株式会社Bank of Incubation,inc.に帰属いたします
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