グキッ!!

アイッターー!!
バイトで荷物を運搬中にすっと障害物スマートにかわそうとした瞬間、ズキッっと小指に痛みが走り思わず叫び声をあげてしまいました。
回避行動を最小限にしようとして目測を誤り小指を思いきりぶつけてしまったのです。
幸いにして折れてはいなかったですがたかが突き指とあなどると悪化する恐れがあるのだとか。
今回はそんな突き指の対処法についてお伝えします!
突き指とはどんな状態?症状は?

突き指とは障害物に対し指を伸ばした状態で強く突いてしまうことで起こる捻挫の一種。
患部の腫れ、痛み、内出血やひどい場合は靭帯の切断や骨折まで起こります。
軽度の突き指であれば通常1週間ほどで治りますが骨折など重度の症状であれば完治まで1か月以上かかることもあります。
自身の突き指がどの程度の症状なのかは判断に迷うところですが通常の突き指の症状である痛み、腫れの度合いがひどかったり曲がった指がまっすぐにならないといった場合はすみやかに病院で診てもらった方がいいでしょう。
突き指したときの対処法

よく突き指をしたら指を引っぱれば治るなどといわれていますが衝撃を受けて縮んだ指を元通りにするイメージからくる迷信であってむしろ突き指を悪化させることがあるため引っぱらないようにしましょう。
突き指をしてしまった場合、症状の大小にかかわらずやるべき応急処置があります。
それはRICE処置です。
Rest(安静)
指を動かすことで靭帯の炎症が悪化するため突き指直後は極力動かさないようにするのが鉄則。
指は細かい動作をする際についつい動かしてしまいがちなので隣接する指と一緒にテーピングするのも効果があります。
Icing(冷却)
患部を氷や水で冷やすことで腫れや痛みをやわらげる効果があります。
氷の場合は過度に冷やすと凍傷になる危険もあるので冷水に患部を浸す方がやりやすいです。
Compression(圧迫)
包帯で患部を圧迫するようにくるむことで腫れや内出血を抑えることができます。
ただしあまりきつくし過ぎると血流が悪くなりうっ血するので加減することが大事です。
Elevation(拳上)
患部を心臓よりも高い位置にキープすることで血流をコントロールし腫れを抑えます。
心臓の位置より高いほど高い効果が期待できます。
RICE処置はオールマイティな応急処置

以上がRest(安静)Icing(冷却)Compression(圧迫)Elevation(拳上)の四つの頭文字をとってRICE処置と呼ばれている対処法です。
今回紹介したRICE処置は突き指に限らず捻挫、打撲、肉離れといった幅広い外傷に対して有効な応急処置となりますので知っておくだけでいざという時に役に立つでしょう。
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